クレイマー、クレイマー

Kramer vs. Kramerウーマンリブ的な方向に進むと思いきや、意外なところに着地した(しそう)。文化や制度の流れのなかで、個々の人間が生きる難しさをストリープが好演している、ともいえる。徹するなら、夫に退去を要求してもいいところだ。夫婦のバックグラウンドは、あえてか、描かれていない。
舞台はマンハッタン。昼ワインがなんともおつだ。ダシュティン・ホフマン、メリル・ストリープジャスティン・ヘンリーら出演。YJ4.39、(-,B)、imDb7.7。アメリカ版のブルーレイのパッケージでは、なぜか夫が妻の肩を抱いて2人で微笑んでいる。当時、ホフマンは40過ぎ。その後からしか知らないからかもしれないが、年の割にかなり若く見える。ストリープは30。公開は『マンハッタン』の半年後。似たようなシチュエーションをうまく演じている。