靖国

Yasukuni。後半グダッたな。批判してる人たちが手続き的な不当性を中心に据えていたのは何となくわかる。つかみ所がない。刈谷さんの場面を分けて挟み込んでるのも、意味わからんし。刈谷さんが傷ついているといわれているが、それが強調される理由も、劇中の刈谷さんを見てるだけではわからなかった。
靖国に行ったことがないからよくわからんけど、終盤を除けば、ただ靖国に行って撮ってきたって感じだし。アジアンというより、欧米人っぽい撮り方に見えたくらいだ。刈谷さんの問いに答えなかった部分は、何で切らなかったんだろう? 映画としては、面白いところはなかったが、靖国があんな感じなんだな、ということはわかった。その点では、高齢化が気になるな。
普通の若者が見て、役立つかどうかで考えれば役立つ作品だと思う。一度は参拝した方がいいと思うようになるし、劇中の思想とほとんど関係ないところで、首相が参拝するのを批判することはできないと思った。李纓(リー・イン)監督。

靖国 YASUKUNI [DVD]

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